資産を形成するための運用、管理の方法

定年退職を控えたご夫婦が、

私のところに、

退職後の相談にみえました。

 

このご夫婦は「ただ者」ではありませんでした。

 

しかし、盲点もありました。

 

 

今回は、このご夫婦に了解を得て、

このご夫婦のコンサルの内容をお話しいたします。

 

 

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「ただ者」ではないご夫婦

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何が「ただ者」ではないか?

 

ご主人の定年退職後の生活設計が、

鮮明に描かれていることです。

 

しかも、その生活に必要な資金も、

蓄えていることです。

 

 

お話を伺うと、

節約に節約を重ねて資産をためてきた、

 

 

のではなく、

 

 

また、ハイリスク、ハイリターンの金融商品を、

運用されたのでもありません。

 

 

どなたでもできる方法!

 

ただし、

 

長期に渡って運用をされた、

いわば、

身についた=「習慣」となった運用をされてみえました。

 

 

誰にでもすぐにできる方法ではありますが、

「習慣」になるまでには、

口に出して言われませんが、

「忍耐と努力」が必要だったと思います。

 

 

退職後も、計画通りに、

毎年旅行に行かれるそうです。

 

今年は、すでに香港に行く予約をしていらっしゃるとのことです。

 

 

このご夫婦は、

ご夫婦で描いた、

「人生の行程表」通りに、

人生を歩まれているということです。

 

 

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何をどうすればできるのか

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さらに、新婚当時からの家計についてのお考えを伺いました。

 

 

結婚当時から、

将来のことを考えていたのではなかったそうです。

 

 

お子さんが誕生した時、

 

ご主人の会社に出入りしていた、

保険会社の外交員から、

 

ご主人の死亡保険の見直しと、

教育資金の提案を受けたそうです。

 

 

ご夫婦で、その提案書を、

電卓をたたきながら、

検討したそうです。

 

 

その結果、

主契約、ご主人が亡くなった時の

死亡保険金額には問題がない。

 

しかし、

入院時や特定の病気になった時の特約など、

不要な保障が多すぎるので、

特約の保障を減らしたり、

 

他の保険会社の死亡保険にも加入したりしたそうです。

 

この他の保険会社の死亡保険が、

退職時に解約して、

その解約返戻金が、

退職後の生活費の一部に充当されています。

 

また、教育資金は、

他の保険会社の方が、

利率がよかったので、

他社で加入したそうです。

 

 

この時の経験から、

 

毎月一定額を積立していけば、

 

将来、相当額の資産が形成できること学んだそうです。

 

 

また、保険の商品でも、

万が一の保障ばかりではなく、

 

途中で解約をして

利益を得てもいいこと

つまり、

貯蓄の機能があることも学ばれたそうです。

 

 

その時の思い出として、

これはと思った保険商品に加入しよう、

とその保険会社に申し込みをした時、

 

当時、保険は特に死亡保険は、

保険会社の外交員から勧められて加入するもので、

自ら、加入からの申し込みをするといったので、

 

保険会社の人に好奇な目で見られた、

とご夫婦は笑って見えました。

 

 

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目的を明確にすることの大切さ

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ご多分にもれず、

 

保険会社からは、

加入後、新しい保険商品の紹介やそちらの商品に変えるよう、

勧誘があったそうです。

 

 

しかし、

初志貫徹、ご夫婦の計画通り、

途中で解約をすることはなかったそうです。

 

そのおかげで、

積み立てた資金は、

今後老後の生活資金、

特に、余暇資金として使うそうです。

 

 

また、このご夫婦は、

 

個別株式など、

元本の保証にない金融商品は、

一切運用の対象として見えませんでした。

 

 

資産を形成する金融商品は、

 

銀行の預貯金と保険商品のみです。

 

 

そして、計画通りに資産が形成されたのです。

 

 

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私に何の相談があるの?

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このご夫婦の場合、

 

30年以上にわたり、

資産形成のために運用をして見えました。

 

その管理は、

形成した資産に退職するまで、

 

一切、手を付けないということでした。

 

 

しかし、よくお話を伺うと、

突発的にお金が必要な時などは、

 

加入している保険商品の、

「契約者貸付」を利用して、

お金を借りたときもあったそうです。

 

 

資産を積み上げていたからこそ利用できる制度ですね。

 

 

ともあれ、

今後は、積み上げた資産を

単に取り崩すのでなく、

資産を運用しながら、

なおかつ

資産を取り崩していくか

このご夫婦にとっての課題になります。

 

しかも、お子さんへの

金融資産を含めた、

 

資産の分割、

相続もこれかの課題です。

 

 

つまり、今までは、一定の収入があることを見越して、

保険商品を中心に資産を形成して見えたのですが、

 

今後の収入はご夫婦の年金のみです。

 

資産を取り崩しながらの生活は初体験であり、

 

ご夫婦なりの資産を取り崩す計画があるものの、

 

歳もいっており失敗はできない。

 

その不安を解消するために、

 

私のところに相談に見えたわけです。

 

 

相談に見えた。

この選択は完璧ですね。

 

ここで、ファイナンシャルプランナーに意見を求める。

 

私にとってもやりがいのあるご依頼です。

 

 

しかし、課題はすぐに解決できました。

 

 

まず、現在加入中の死亡保険は、

 

払済終身保険にすれば、

今後、保険料を支払うことなく、

死亡保険金を受け取る事ができ、

 

おそらくですが、

一般的事例として、

相続税の納付が必要であってもまかなえる、

保険金を相続人が受けとる事ができるでしょう。

 

 

払済終身保険にすることによって、

 

解約される、

入院給付金など医療の部分の給付金についても、

実は、他の医療保険にも加入して見えたので、

その医療保険の保障で十分であると考えました。

 

 

保険商品の活用のほかにも、

ファイナンシャルプランナーとして、

また専門家として、

このご夫婦の課題の解決策を、

お話をいたしました。

 

 

ほかにも、

 

今までの長年のこのご夫婦独自の資産運用、

 

そして、形成された資産と管理を、

複合的に実施することなどを提案いたしました。

 

 

これで、ご夫婦の迷いは消え去り、

今後も、

ご夫婦で描いた人生を、

歩んでいかれると確信をした次第です。

 

 

 

 

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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

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家庭の資産形成、

 

長年の運用、そしていかに管理するが肝要です。

 

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■編集後記

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人生の添乗員(R)が、旅行の添乗員のころ、

 

 

旅行中、

道路が渋滞したり、

飛行機や列車などの交通機関が遅れたりして、

 

予定通りの行程で行動できない場合もあります。

 

そんな時に、

いかに予定の行程に修復させるか、

ここが添乗員の腕の見せ所です。

 

 

家庭においても、

 

いかに描いた通りに生活するか!

 

 

行き当たりばったりの生活が嫌な方には、

 

まずは、

ご自身、ご家庭の行程表を描くことが必要です。

 

 

 

そして、行程通りにいかなくなった場合、

 

どのように修復するか?

 

行程表があれば、

 

指針となります。

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