人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(抜粋版)

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■ 今週のテーマ

ズバリ!夫婦の収入を合算して老後を迎える


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先回は、
「家計はどのようにまとめ、どこまで公表したらいいのか」
というテーマで、

相談者が、ファイナンシャルプランナーに相談をする時、

相談者とファイナンシャルプランナーの間に、
信頼関係が出来ていないと、

相談者に最適な提案が出来ないこと。

と同時に、

話しは、いささか横道にそれた感はありましたが、

ご夫婦の間でも、
お互いの資産を開示した方が老後の生活はスムーズに過ごせる。
というお話しをいたしました。


読書の方から、

このご夫婦の間の資産の開示について、

「相続税がかかる程のお金を持っているわけでもないので、
教える必要はないのでは?」

「逝ってしまった後は、相手へのプレゼントではいけないのか?」

と、質問をいただきました。


そこで、今回は、
夫婦の間で、
お互いの資産を開示することを考えてみます。


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年金暮らしは、夫婦の年金で生活をする
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現役の時代は、

先回も少しお話しをいたしましたが、

ご夫婦とも働いている場合、

当然のことですが、
給与は、それぞれの銀行口座に振り込まれます。

そして、
それぞれの口座で、
生活費や将来の蓄えなど、
家計や家族に必要な分だけ
お互いの口座から引き出し、

残った分は、
それぞれで運用がされること、

言い換えれば、

ご自身の口座は自己管理がされるなど、

様々なケースがありますが、

私のクライアントの方々のお話しでは多いようです。


一方、退職後は、

年金とそれまでの蓄えを取り崩しながら、
生活をするのが一般的です。


いくら退職間際の年齢になり、
昇給が停止した会社に勤めてみえたとしても、

年金受給額よりも給与は多いはずです。


現在現役の方は、この傾向はますます高くなるでしょう。



つまり、

退職後も、いままでのような生活を続けるためには、

どうすればよいか?



今までの生活費-年金受給額=差額

この「差額」を何で埋めるかを、
考えておく必要があるということです。


この答えは、

退職後までに、

多種多様な方法はありますが、
蓄えをしておくことです。


なお、

ここでお話しをしている「年金」とは、

いわゆる公的年金のことです。


国民年金、厚生年金、
今後、厚生年金と同じになる共済年金のことです。


そして、「年金額」とは、

夫、妻、個々の年金額ではなく、

ご夫婦で受け取る、合算の年額です。



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来たる老後に備える
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ここまでお話しをすれば、

もう、賢明な皆さまはおわかりでしょう!


退職してから、

「あなたの年金、いくらもらえるの?」

では、既に、時遅しなのです。



少なくとも40代には、


給与や事業収入と年金額が、
おおよそでも把握ができる時になったら、

退職後の生活を考えて、

夫婦がお互いの収入を開示し、

家計の収支の窓口を一本化し、


資産の形成の実行と見直しを定期的に繰り返して、

来たる、老後に備えることが最善でしょう。


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本当に生活できるの
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ここまでのお話しは、

私のクライアントの方にもよくお話しをすることです。


20、30代の方々には、
受け入れてもらえて、

「結婚以来はじめて、給与明細をみせてもらった」
と、ほほえましいお話しを伺うこともあります。


ご注意をいただきたいのは、

50代以降の方で、

頑(かたく)なに、お互いの収入を開示することを嫌う方です。


確かに、ご夫婦で長年勤めてみえれば、

ご夫婦での、年金受給額は相当な水準になるでしょう。


でも、このままでいいのでしょうか?


退職後も、ご夫婦で生活をしている時は、
良いかもしれませんが、


自然の摂理として、

どちらかが先に逝かれます。



その後の生活は大丈夫でしょうか?



そうなったら、
「私は、〇〇〇するから大丈夫」
と、いわれる方もみえます。


本当に、
計画通り〇○○出来るのでしょうか?


ここは、確認しておく必要があるでしょう。


(編集後記につづく)




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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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夫婦で話し合う将来のこと

老後の生活費の工面も入れておいてくださいね
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■編集後記
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人生の添乗員(R)が、旅行の添乗員のころ、

パッケージ旅行の添乗員をすると、


定年退職を記念して、

ご夫婦で旅行に参加する方も多くみえます。


「これからは、財布のひもを締めなければいけない」

ご主人の発言です。


奥様は、あまりお金の話はしません。

内に秘めたものをお持ちなのでしょう。



また、パッケージ旅行に参加される方には、

女性熟年のグループの参加も多いですね。


男性のグループは、
団体旅行ではなく、自家用車やレンターカーを借りて、
旅行されることもあるのでしょう。


歳を重ねると、

少し難しく言うと、

ご夫婦でもお互いの価値観で、
妥協できるところとできないところができ、

単独で、または気の合った仲間同士で、
行動されることも多くなるでしょう。



ただ、現役との違いは、

お金の出所が、
ひとつのさいふからになる家庭も多くなります。


現役と老後のギャップ。

うまく対応できないと、

また、お互いに経済力があるご夫婦ほど、

大変なことになりかねません!?



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